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321話

このやろう、さっきまでの横柄な態度はどこへ消えたんだ?

俺はあいつの脂ぎった泣き顔を見て、心の底から吐き気を覚えた。さっさと消えろと言うと、そいつは尻尾を巻いて森の中へ逃げ込んでいった。俺は数歩でそいつのキャンプ地に入り、あたりを物色し始めた。

くそっ、この畜生、集めた物資が本当に多いな!

前に見たカップ麺や即席食品の他にも、炭酸飲料の箱や缶ビールが一ダース。久しぶりのビールだ。確かに小萌たちが作る果実酒も悪くないが、果実酒は果実酒、ビールはビールで全然違うんだよ!

俺が食べ物を物色している間に、茜はいくつかの衣類の束の前に歩み寄り、しばらく見ていた。その可愛らしい大きな瞳がたちまち輝き始...