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3186話

「道中で、かなり時間を無駄にしてしまった。もしかしたら、元々私たちの後ろにいた連中が、今は私たちより先に進んでいるかもしれないな」

「それに、私の予想が間違っていなければ、今この瞬間、私たちより前にいるのはアメリカ側の連中だろう」

「こんな場所で一度出くわせば、恐らく殺し合いの一択しかない。お前を道連れにする気はないから、できるだけ気配を隠して、ゆっくりと潜り抜けた方がいいだろう」

火猴の顔から笑みが徐々に消えていくのを見て、私は続けた。「少なくとも、向こうの状況を確認してから、次の行動を決めるべきじゃないか?」

「そうか……」

火猴は失望した表情を浮かべ、苦笑いしながら音のする方向...