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3166話

私がここに戻ってきた理由はたった一つ、それは自分にかけられた呪いを解くためだ。

しかし、今に至るまで、私の身体にかけられた呪いに関連するものを何一つ見つけられていない。これは私にとって、決して良い状況とは言えない。

事ここに至っては。

私が手に入れた唯一の呪いに関する手がかりは、湖心島の内部世界を指し示している。

だがここまで辿り着いたというのに、まったく糸口が見つからない。

「行こうぜ」

ぼんやりと考え込んでいる私に、火猿は笑いながら軽く肩を叩いた。「この旅が終わったら、俺たち兄弟で思いっきり飲みに行こうぜ」

「ああ」

火猿のそんなリラックスした様子に、私も思わず口元が緩んだ。

だが、足場と...