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3158話

「指揮官、私も少し気分が悪いです」

一人二人なら理解できる。だが、短時間のうちに、ほぼ半数の隊員が前進を止めてしまった。しゃがみ込む者、倒れ込む者。残りの半数もまだ動ける状態ではあるものの、皆が多かれ少なかれ体調不良を訴えている。

しばらくすると、その場にいる人員の中で、私と火猿(カエン)の二人だけが何の異常も感じていないという状況になった。

「どう思う?これはいったい何が起きているんだ?」

「分からないです」

目の前の光景を見て、火猿どころか私自身も理解に苦しんでいた。

こんなに短時間で、これらの隊員たちに一体何が起きたのだろう?

なぜ私と火猿には何の異常も感じられないのか?明らか...