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3154話

幸いなことに、ドローンは無事に中へ飛んで行った。

搭載されたライトの照射範囲は依然として2メートルにも満たなかったが、少なくとも今回は、ディスプレイを通して部屋の内部の様子をはっきりと確認することができた。

だが、私と火猿が見れば見るほど、背筋が凍るような思いに駆られた。

なぜなら、モニターに映し出された部屋の光景が、私たちが夢の中で見たものと寸分違わぬものだったからだ。

これは、決して偶然ではない。

「あの棺だ」

やがて、ドローンが送ってきた映像の中に、夢の中で発見したあの棺が映し出された。

完全に一致している。

棺の周りに彫り込まれた模様に至るまで、まったく同じだった。

鮮明な映像は、私と...