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315話

「はっはっは、面白いな、見ものだぞ」

二人は周りを気にする様子もなく、私に対して意地悪な皮肉を投げかけていた。

もう二人のアホ男も、この時になって私たちの様子に気づき、やはり面白そうに見物する態度を見せている。

こいつらの傲慢で自惚れた様子は、ただ私の心の中で笑いを誘うだけだった。

こいつらとの実力差があまりにも大きすぎて、私は反論する気すら起こらず、直接リュックのファスナーを開けて、中から半分のウサギを取り出した。

バーベキューなんて、島でもう何度やったか分からないくらいで、すぐにそのウサギを焚き火の上にセットした。

こいつらは茜が「お腹すいた」と言ったのは、私に食べ物を探すよう催促している...