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3115話

「火猴が隊列の先頭に立ち、私に目配せした。

私はすぐに応じ、彼と並んで立った。

「これから私たち二人が皆を先導する。誰も異議はないよな?」

「俺はある!」

火猴の言葉が終わる前に、坊主頭が隊列の中から立ち上がった。彼は私の鼻先を指差し、火猴に向かって大声で非難した。「なんでだ?こいつは俺の弟を殺した殺人犯だぞ!指揮官、お前は一体どっちの味方なんだ?」

「こいつは国内でも指名手配犯で、みんなから追われてる奴だって聞いたぞ」

「こんなに大勢の前で、指名手配犯を贔屓するなんて、さすがにおかしいんじゃないのか?」

「お前が誰を残そうと、どんな決断をしようと、俺は文句言わない。だがこいつを残すってんなら...