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311話

あの二人のバカどもは、僕と茜の行動を見て、冷笑いを浮かべるだけで、まるで胸算用でもあるかのような顔をしていた。

「物資がなければこんな島じゃ生きていけないさ。新参の二人もあの三人の女も、遅かれ早かれ俺たちに頭を下げに来るさ」

こいつは随分と自信満々のようだ。

この三人の中で一番美しい女性が彼女たちのリーダーらしく、僕と茜が来たのを見ると、進んで前に出て話しかけてきた。「あなたたち二人が私たちと一緒にいるのは構わないけど、私たちにも食べ物はないし、分け与えられるものもないわ。生き延びたいなら、自分で食料を見つけるしかないわよ」

他の二人の女性の呼び方から察するに、この女性はなんとパイロッ...