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3107話

「ただ、一つだけ言っておくと」

火猿が突然話題を変え、言った。「今、アメリカ側が急いで必要としているエネルギー源は我々の手元にある。彼らはまだそのことを知らない。だから我々が出さなければ、彼らはしばらくの間、計画を実行できないんだ」

「君は、我々が彼らにそれを渡す必要があると思うか?」

「なぜそうする必要があるんだ?」

私は問い返した。

「爆破では問題を解決できず、かえって事態をより深刻にしてしまうのではないかと恐れているんだ」

そう言いながら、火猿の声色が沈んだ。「最初、我々もあらゆる手段を講じた。その中で爆破という手段が一時は最優先の選択肢となったが、君も見たとおり、あのケイ素生物は高温を...