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3105話

「ようやく、ここを見つけたな」

「丸三ヶ月、数十回にも及ぶ苦戦の末、失った人員だけでも千を超える……」

失った人員だけで千を超える。

これは極めて恐ろしい数字だ。なぜなら火猿の口から語られたこの千を超える人員の損失は、全て異能力者だと確信できるからだ。

千を超える異能力者——誇張でもなんでもなく、そのような部隊が持つ戦力は、軍事力の弱い小国を平らげるのに十分だろう。結局のところ、ここに派遣される異能力者は並の者ではないのだから。

「信じられるか?俺たちが最初にここに来た時、あのケイ素生命体は山という山に溢れていたんだ」

火猿はゆっくりと息を吸い、目には惜しむような色が浮かんだ。「当時、...