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3097話

華夏地域内の領土にとどまっている分にはまだ良かったが、三八線を越えた途端、他の組織や勢力の者たちは恐らく私に生きる隙など与えないだろう。だが、それ以外に行き場所があるようにも思えない。ここは私にとってあまりにも見知らぬ地であり、火猿が先ほど言ったように、やはり彼らと共に行動するのが最善なのだろう。

しかし今となっては、共に行動するというのは明らかに不可能になってしまった。

だが、完全に不可能というわけでもない。

私は基地から最も近い高台に目を向けた。あの場所は比較的広々としているように見える……

ダメ元で試してみようという気持ちで、私はその高台へ向かって歩き出した。

十数分後、私はその高台に...