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3089話

「彼には、これからの問題を自分なりに解決するにあたって、すべてが順調に進むことを願うだけだ」

深く息を吸い込み、私は立ち上がり、ファイアモンキーの足取りに続いて宿舎から出た。再びこの軍事基地の地に足を踏み入れると、以前とは微妙に異なる立場となった私を、周囲の人々の視線が追いかける。あらゆる目が私に集中している。

その中には、明らかに敵意を抱く者も少なくない。

その視線の重みを感じ取り、私は居心地の悪さを覚えた。背中が針で刺されるような不快感だったが、私の前を歩くファイアモンキーは何も感じていないかのようだった。

彼の面目を考えて……

私は息を吸い込んだ。不愉快ではあったが、今は彼に余...