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3075話

「なぜここにいるかって?ここは湖心島だからさ」

ここは、あの異世界への唯一の入り口なんだ。湖心島の中にある彫像を通ってこそ、あの場所に入ることができる。

だが目の前で起きているこの状況を見ると、本当に無事にあの場所へ辿り着けるのかと疑問に思わずにはいられない。

「同志!お疲れ様です!」

間もなく、私は車両と共に、かなり規模の大きな軍事基地の中へと入っていった。

輸送車が指定された場所に到着すると、すぐに専門の人員が荷下ろしに来た。長い道のりを警護してきた護衛隊のメンバーたちも、近くの休憩室で一息つくために移動していった。車の下から覗き見ると、軍事基地内の建物がかなり広範囲に見えた。

すべて...