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3069話

「撃て!」

二十丁以上の銃口が一斉に飛んでくる狼の子に向けられた。

一瞬にして、銃声が四方に響き渡り、火光が明滅した!

だが、私が道具として利用した哀れな狼の子は、地面に着く前に、無数の放たれた銃弾によって肉片の塊と化していた。

「止めろ!」

護衛隊の隊長は事態に違和感を覚えるや否や、発砲していた隊員たちに制止をかけた。彼は眉を寄せ、周囲の状況を一瞥した後、試すように数歩前に進み出て、銃口で地面に落ちた形もなくなった狼の子を突いてみた。

その隊長もそれなりに見識のある人物なのか、この狼の子を見るなり、すぐに眉を顰めた。「これは森の狼の子供じゃないか?なぜこんなところに?」

ウゥゥ……

しかし、...