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3052話

次々と飛んでくる爆弾が私の周囲に落下し、衝撃波が燃え盛る残骸を巻き上げて飛び散らせる。どれだけ注意深く避けようとしても、時折被弾を免れない。幸い、この身体の驚異的な自己回復能力のおかげで、こんな砲火の嵐の中でも無事に生き延びることができる。

トカゲ人の死体のそばで立ち止まり、しゃがみ込んでその腰に巻かれていた獣皮を引きはがした。持ってきた黒い箱をそれで包み、しっかりと背中に固定する。

これで、この箱が行動の邪魔になることはなくなった。

大きく息を吐き出し、部落の縁にある川辺まで来た。前方には連合軍、後ろには高い山々。陸路なんて考えるまでもなく無理だ。今の最善の選択は水路を行くことだろう。...