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3036話

大祭司の声は次第に高くなり、興奮を増していった。

しかし私は、彼女の口から漏れる見落としやすい言葉の数々を鋭く捉えていた……

彼女は神王の意志を「変えることはできない」と言った。だが、「できない」ではなく「してはならない」という表現だった。これは言葉尻を捉えているようなものかもしれないが、論理的には完全に筋が通っている!

この女が私の身に降りかかった呪いを解く力を持っているのなら、まだ希望はある!

「つまり、あなたは私の呪いを解くことができるんですね?」切迫のあまり、抑えきれない興奮に駆られた私は、大祭司の前に二歩進み出て、畳みかけるように問いただした。

「できないとは言ったけど、能力がない...