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3019話

深い挫折感が胸の内に渦巻いていた。

この世界に私の鋭い爪でさえ切り裂けないものがあるとは、あまりにも予想外だった。これまで、体の変異には少し不快感を覚えていたものの、鋭利な爪は何度となく私に便利さをもたらしてくれた。

そのうち、今に至るまで、私はこの爪に頼りきっていた。だが今、明らかに私がずっと頼ってきたものが、通用しなくなった。

今までのやり方を続けるなら、私はただの家畜のようにここに閉じ込められたままだ。

でも……

他にどうすればいいというのだろう?

床に座り込み、必死に考え続けた。頭の中身を絞り出すような思考を重ねても、無事にここから脱出する方法は見つからなかった。

ただ一つ確かなことは...