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2997話

私は極めて慎重に二つ目の小屋に足を踏み入れた。

中に入ってみると、この茅葺きの小屋で眠っているのは全員女性だった……

狭い茅葺き小屋の中には強烈な酒の匂いが立ち込め、鼻を突くほどだ。小屋の大部分は簡素な石のベッドが占め、その上には衣服をろくに身につけていない原住民の女たちが横たわっていた……

私は口の端をわずかに引きつらせた。

これは……もはや「衣服をろくに身につけていない」という表現すら当てはまらないほどだ。

小島の一部の地域を除き、一年を通して温暖な気候であるため、衣服は島の原住民にとってあってもなくてもいいものだった。そのため、彼女たちの全身はただ腰に小さな獣皮を巻きつけているだけで、そ...