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2960話

「私は自分だけを守ろうとしているわけじゃない。この隊員たちも、できる限り生き延びさせたいんだ」

たとえ彼らが最終的に島を離れられるかどうか分からなくても。

「でも、少なくとも今は、目の前で彼らを死なせるわけにはいかない。結局のところ、私たちは同じ血を引いている同胞だ。それに、以前から彼らの所属する組織には多少なりとも恩恵を受けてきた」

私は恩を忘れる人間ではない。

「卑怯者め!」

原住民が唾を吐くように罵った。「お前たちのような侵略者は全員死ぬべきだ!偉大なる神王様はお前たちを見逃さない。お前たちは皆、神王様の威厳の下に葬られるのだ!」

「じゃあ、彼女たちに生きてほしいのか」

私...