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2950話

武器だけを頼みにするしかない。

銃だ。

隊員たちが次々と私の後ろに続き、私は最前線に立ち、この曲がりくねった鍾乳洞に沿ってゆっくりと前進していた。

できる限り足音を殺し、この場所で一切の音を立てないように気をつける。

少しでも不測の事態が起これば、大勢の原住民が引き寄せられてしまうかもしれない……

ここは外側の広々とした大きなトンネルとは違う。もしここで原住民たちが再び火攻めをしかけてきたら、この隊の全員が燃え盛る炎に焼かれてミイラになってしまうだろう……

時間が少しずつ過ぎていく。

我々がトンネル内を進む距離も徐々に伸びていった。意外だったのは、このトンネルの長さが予想以上だということだ。進...