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2752話

異能者に対抗する専用の弾丸があるなら、異能者専用の爆弾もあるはずだ。

あるいは他の何かもだろう。

科学技術が発達した時代は原始世界じゃない。単純な力だけで問題を解決できるわけじゃない。それに、仮に我々がそれらの警官と正面から戦えたとしても、車内にはまだ彼の妻や子供たちがいる。

「座っていろ!」

チャールズがドアを開けて降りようとしたとき、私は片手を空けて彼の肩をしっかりと押さえつけ、無理やり元の位置に押し戻した。

「何をする?」

チャールズは訳が分からないといった様子で私に怒鳴った。「第十四区に連れ戻されて捨て駒にされたいのか?」

この馬鹿、なぜ私に向かって怒るんだ?

「ああ!」

緊急事態で彼...