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2688話

私の知る限りでは。

基地内には今、完全な部外者がただ一人しかいないはずだ！

それはヴィジェイだ！

この期間中、あいつはすでに九号実験室に何度も侵入していたというのか？一体ここで何を探しているんだ？

私は非常に好奇心を抱いている。燃え上がる好奇心が、すぐにでも答えを知りたいという衝動に駆られていた。

だが目の前の九号実験室の責任者を見ていると、次第に冷静さを取り戻した。確かに、焦っても何の意味もない。今すべきことは冷静さを保ち、平常心でいること。そしてヴィジェイを見つけたとき、彼から答えを引き出せばいいのだ。

「何でもない」

私は軽く手を振った。

「もし見学されたいのであれば、どうぞ。ただし赤線...