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2644話

私は別に大丈夫だ。

結局のところ、ずっと昔から私は刃の上を渡り歩いてきたのだから。

虱が多ければ痒みも気にならない。危険が少し増えたところで、私にとっては何の問題もない。だが心配なのは、私の愛する家族や友人たち。もし私のせいで彼らに累が及んだら……

それこそ、残りの人生で心の安らぎを得ることはできないだろう。

薬局から二つの大きな薬袋を持って出る時、振り返りもせずに火を放った。そして燃え盛る炎の中を通り抜け、手術室に入り、手術を終えたばかりのボリスカを担ぎ上げた……

私が彼を病院に連れてきた目的。

それはただ、彼の命を一時的に繋ぎとめるためだ。

手元にある薬は四日分。この四日あれば、会社の後方...