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2624話

「ポルスカの姉を見つけるには、神父が鍵だ。もしこの神父がここで息を引き取ったら、ポルスカの姉を見つけるのに余計な手間がかかることになる」

「おお、神よ!」

神父は咳き込みながら驚きの声を上げた。

濁った老眼を見開き、セブンの赤く染まった右手をじっと見つめ、次にポルスカの背中に目を向けた。そこには灼熱の高温で焼き付けられた黒い手形があった。

「怪物だ!」

「怪物が怪物を連れて戻ってきた!審判の日がついに来たのだ、我々は皆罪人だ、誰も逃れられない!」

神父は狂ったように叫んでいたが、セブンはたった一言で、すでに狂乱状態に陥っていたこの老人の口を固く閉じさせた。「うるさかったら、お前の口を炭にし...