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2609話

やはり、あの白人女性の遺骨を見つけるまでは、彼は我々のチームにとって欠かせない存在だ。

私は一息ついて、土砂に埋もれたトンネルの入口に視線を向けた。

天井が崩落した原因は想像に難くない。結局のところ、先ほど国内組織のメンバーがあの区域に対して無謀な爆撃を行ったせいで、泥層や固化層が緩んで落下してしまったのだ……

「報告します!」

そのとき、生き残った数少ない隊員の中から、痩せ気味の一人が前に出て、顔の灰を拭い去ってから言った。「隊長、生命探知システムによると、トンネル内にはまだ少なくとも八名の隊員と二十人以上の鉱山奴隷が生存しています!」

「そんなに多いのか?」

その言葉を聞いて、やっと...