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2595話

まさか、判断を誤ったのだろうか?

自己疑念の感情が心の底からゆっくりと湧き上がってきたが、ほぼ瞬時にその思いを振り払った。私は自分の経験を強く信じていたからだ。

待て!

隊員たちが皆、私の決断を待ち望む視線を向ける中、微かな会話の声が聞こえてきたような気がした。ぱっと見回しても、十数人の隊員は全員私の前に立ち、黙ったままで、大きく息をする者さえいない。

だが……あの声はどこから?

私は静かにするよう手振りをして、一般人には聞こえないはずの音源に向かって慎重に歩み寄った。一歩、また一歩と、話し声の主を驚かせないよう、自分が少しでも音を立てないように細心の注意を払いながら。

私が何かを発見したよう...