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2587話

日増しに精度を高める精密誘導技術を考えれば、核兵器で改造人間を抹殺するのも不可能ではないだろう……

しかし、それはあまりにも馬鹿げている。

私は左胸に手を当てた。心臓は力強く鼓動し、生命の存在を実感させてくれる。だが同時に、その活発に脈打つ心臓の位置には、超小型爆弾が埋め込まれていることも知っている。

デリーの死亡時の爆発威力から判断すれば、この小型爆弾でさえ、一瞬で私を灰に変えるのに十分だ。

私の自己再生能力は、すでに異常なほど強力だ。

だがこの程度の爆弾にすら抵抗できる自信がない。まして、さらに強力な殺傷兵器なら尚更だ……

「でも心配する必要はないよ。ナミビア国内には核ミサイル発射施設なん...