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2583話

この狭い場所で、二百人の援軍というのはかなりの数だ。

部隊が集合すると、私たちのいるこの小さな空き地はすぐに埋め尽くされた。彼らが森の中をどれだけ長く行進してきたのかは分からないが、その気力は十分に満ちていた。だから、私は余計な言葉を費やすことなく、すぐに命令を下した。

「出発!」

配下に人を得て、自信も湧いてきた。

今回、私たちは北欧の矛の陣営へと向かう。もはや以前のように臆病になることはなく、思い切って大きな行動に出るつもりだ。

あの夜、隣人から探り出した情報によると。

ここにいる北欧の矛のメンバーの中で、改造人間の数はわずか三人だけだ。しかも、彼らの異能の強さは中程度のレベルにすぎ...