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2570話

私が思っていたのは、これからの四十八時間、私たちは平穏に過ごせるだろうということだった。

しかし、夜が訪れると、何か違和感を覚えた。

こういった環境では、習慣に促されて、普段なら深く眠ることはない。ほんの少しの物音でも夢から目を覚ますほどだ。だからこそ、私はカサカサという音を聞き取ることができた。

足音か?

まさか……北欧の槍の連中が来たのか?

目を開いた瞬間、様々な推測が浮かんだが、すぐにそれらをすべて否定した。

あり得ない。

こんな場所で私たちを見つけるには、くまなく捜索する必要がある。だが北欧の槍の連中はバカじゃない。彼らは自分たちの陣地を守り、私たちの侵入を防ぐだけでいい。わざわざ労力...