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2559話

「こいつは熊のような体つきで、どこか抜けているように見えるが、頭脳はデイリーを十八周も引き離すほどだ。

私が決断するからには、万が一何かあれば、その責任は全て私の肩にかかってくる。

だが、これも仕方のないことだ。あの忌々しい博士の人造人が隊長の座を私に押し付けたのだから。

「今すぐ出発。身を隠して、不用意に敵を警戒させるな」私は手を振り、ため息をつきながら、地図に示された区域へと先頭を切って歩き出した。

今いるのは、すでに破壊された集落の中心部だ。わずか数分で、私たちは集落の周縁部まで来ていた。

ここの地面には、人為的に掘られた穴が数多くあり、掘り返された土はまだ新鮮だった。よく見ると、ぞっと...