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2556話

旅の道中は、非常に重苦しいものだった。

「会社の支部基地を出発してから今に至るまで、我々の小隊のメンバー全員が揃って沈黙を貫いているのだから」

およそ三日間、ずっと移動手段の中にいた私たちが再び地面に立った瞬間、私は全身が軽くなったように感じた。湿り気を含んだ空気を深く吸い込むと、足元の土がとても懐かしく感じられた。

アフリカ南部の地域は、かなりの部分が熱帯雨林で覆われている。

植生は非常に豊かで、沿岸部には多くの島々があり、その中でもマダガスカルは特に有名な場所だ。

通信機の指示によれば、これからおよそ五十キロメートルを歩けば、私たちの目的地に到着するはずだ。

「行くぞ」

この簡素な言葉は、...