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2552話

私は会社基地の主要道路を歩きながら、往来する武装隊員たちを見て、内心で軽くため息をついた。

ほどなくして、突然パタンという音が聞こえた。

振り返ると、さっきまでパトロールしていた武装隊員の小隊の中で、一番後ろについていた隊員の手から銃が落ちていた。

「拾え!」

小隊長が荒々しい声で怒鳴った。「こんな簡単なこともできないなら、やる気がないなら出ていけ!」

「すみません、すみません……」

その不注意そうな武装隊員は、数回咳をしてから、言われた通り大人しく銃を拾い上げた。

彼の声はかなり大きく、それに加えて私の人並外れた聴力のおかげで、二十メートル以上離れていても、はっきりと彼の声が聞...