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2529話

「おい!」

また何度か叫んでみた。

だが残念ながら、やはり返事はない。これはマジで最悪だ。

俺の体は半分以上が冷たい水に浸かっている。これは体への負担が大きすぎる。特にここの水は異常に冷たく、まるで骨の中まで染み込んでくるような感覚だ。

体内に残された僅かな熱がどんどん奪われていく。

終わりだ……

もう深い絶望感が押し寄せてきた。このままでは二十四時間ももたないことは間違いない。

普通の人間とは違う体質とはいえ、こんな極限状態で生き延びるのは無理だ。

体がだんだん痺れてきて、両腕も硬直し始めた。

少女を見つめ、どうすればいいのか分からなかった。

今はまだ少女の体温と心拍を感じることができるが、...