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2523話

「なんだよ、こいつの死体をバラバラにしろってか?」

まだ手を付けてもいないのに、すでにその吐き気を催す光景が目に浮かんでいた。だが、ここまで来たからには、そんなことは気にしていられない。言ったらやるだけだ。

幸いなことに、この獣の死体を切り刻むのはそれほど労力を要しなかった。まあ、これが人間じゃなくて獣だったのは不幸中の幸いか。

石室の扉を通り抜けるとき、私はほとんど血まみれになっていた。

隣を見れば、この水男は少しも影響を受けていない。相変わらず元の姿のままだ。

中に入ると、ここにはかなりの電子機器が積み上げられていた。無傷のものもあれば、バラバラに解体されたものもあり、雑多な物が整然と並べ...