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2518話

真っ黒な石炭のような虫の腹部が私たちの前に露わになり、数十対の細長い逆棘のある足が私たちの目の前でゆらゆらと揺れていた。

また何かの改造人間か?

「気持ち悪い!」

小隊のメンバーの一人がすぐに罵った。「まるでサタンのケツに蹂躙されたみたいだ!」

声は大きくなかったが、その場にいる全員にはっきりと聞こえるほどだった。

彼の言葉が終わるや否や、私はある殺気を感じた。それはストロから発せられたもので、たちまち私の全身の毛が逆立った。

この老いぼれは人の道を外れるほど残酷だが、自分の実験体に対しては、言い表せない特別な感情を持っている。

下手をすれば、人が死ぬことになる。

ストロというこの老いぼれの豹...