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2506話

盲人の死に様は、水人に対する私の印象を変えた。

これまで人道的な理由から、必要でない限り敵は一撃で仕留め、殺せるものは殺す、決して引き延ばしたりはしなかった。最初は彼のひょうひょうとした様子だけを見て、ヒッピーのような奴だと思っていたが、今になって初めて、この男が相当な曲者だと認識した。

彼が盲人を相手にするさまは、完全な一方的虐殺だった。私の見立てが間違っていなければ、短時間で痛快に盲人を殺すことも可能だったはずだ。だが彼はそうしなかった。

逆に、最も効率が悪く、時間のかかる方法を選び、盲人を苦しめ殺したのだ。

「ちっ!カトリック野郎め、お前の神様に会いに行け!」

殺し終えると、水人の...