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2501話

分かっておくべきだが、この老人は見た目こそ冴えないものの、自力でこれほど多数の改造人間を生み出せる人物なのだ。

しかも、私のような「改造人間」に対して必ず興味を持っているはずだし、むしろ、私をも自分の実験台の一つにしたいと切望しているに違いない……

「その通りだ」

老人は深く息を吸い込んだ後、偽りの仮面を完全に剥ぎ取り、冷ややかな笑みを浮かべながら言った。「私は改造人間計画に最初に携わったメンバーの一人だ。見てきた実験、行ってきた実験は数え切れないほどある。だが、お前のように強力な改造人間は見たことがない。お前には大いなる可能性がある。実に、お前自身さえ気づいていない、恐ろしいほどの可能性が...