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2480話

何が起きたのか?

好奇心は抑えられないものだが、その考えが頭に浮かんだ瞬間、先ほど仲間を撃ち殺した警備兵が、硬直した体をよろめかせながら、頭を垂れて銃口を私に向けた。

「くそったれが!」

この時、キャンプ内はすでに大混乱。今行動したところで集中攻撃を受ける心配はない。

だから私は躊躇なく一撃で奴の首を切り落とした。

そしてすぐに少女の腕を掴み、外へ飛び出した。

だが私たちがテントを出てすぐ、私は足を止めた。見覚えのある人物が一歩一歩こちらへ向かって来るのが見えたからだ。

この男は、ここ数日私たちに食事と水を運んでくれた黒人だった。

今の彼はまるで操り人形のようだ。

虚ろな目をし...