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2409話

その時が来れば、この呪われた場所から抜け出すチャンスだ!

「うむ、映像資料は確認した……あの生物たちは非常に奇妙だ。今のところ、奴らに対抗できる有効な武器はない。開発には時間が必要だな」

博士は頷きながら、かつてない重々しい眼差しを見せた。「もしそうなら、我々は早急に石門を移動させなければならない。ただ……」

言いながら、博士の眉間のしわはさらに深くなった。

「ただ現在、支部は内憂外患でね。多くの敵が我々を狙っている……」

「敵、ですか?」

私はその言葉を鋭く捉えた。この会社の所在地は人里離れた渓谷の中にある。普通なら、誰もこんな場所には来ないはずだ。

しかも、ここはアメリカ本土だ。

どうして...