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2371話

これは銃に弾を込める音だ。

この女は何をするつもりだ?

私はすぐに振り向いたが、思いがけずカレンも体を回転させていた。彼女の手には私たちに残された唯一の拳銃が握られていた。

心臓が激しく鼓動し、不吉な予感が湧き上がってきた。慌てて尋ねる。「何をするんだ?」

カレンは黙ったまま、銃についた埃を拭き取った後、寂しげに言った。「あなたには死んでほしくないわ。少なくとも、今死んでほしくない」

私は眉を上げ、何から口を開けばいいのか分からなかった。

腕を動かそうとしたが、言うことを聞かない体に、その考えを諦めざるを得なかった。

「でも、私たち二人とも生き延びるなんて、不可能よ」

カレンは突然顔を上げ、頭...