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2349話

でもこの怪物は単に体が一回り膨れ上がっただけだった!

一瞬、私はこの怪物をどうやって殺せばいいのか分からなくなった!

「ガァ……」

数秒後、目の前の肉の山が蠢き始め、盛り上がった肉瘤が蛇のように、その体から伸び出してきた。

それを見た周囲の他の怪物たちは、恐怖の様相を露わにした。

中には反応の早いものもいて、すでに仲間の体を踏み台にして逃げ出していた。

反応が遅かったものは災難に遭い、蛇のような肉瘤に絡みつかれ、がっちりと締め上げられた。そして肉瘤の先端も大きく口を開き、中には逆向きの鋭い歯がびっしりと並んでいた。

バキッ!

何十匹もの様々な怪物が、私たちの目の前で、この肉の山から伸びた肉瘤に...