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2346話

「強力な自己再生能力を持っているとはいえ、そこまで英雄的な自己犠牲はできないよ」

「バカ」

振り返ると、先を行くカレンがもう一度低い声で罵っているのが聞こえた。

私たち三人は、怪物たちが集まるエリアにどんどん近づいていく。通り過ぎる道には、時折怪物の残骸が見られた。

どうやら他の怪物に食い散らかされたような跡がある。

それを見て私は思わず胸が高鳴った。もしかして、これらの怪物は共食いをするのか?自分の仲間を餌にする?

この考えはすぐに私の心に根付いた。

よく考えれば当然だ。この小島には植物がなく、ただの禿げた地面しかない。

それなのに大量の変異生物や、放射能を浴びた人間が変わっ...