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2324話

そして右側の頭部は何かに叩き潰されたかのように半分しか残っておらず、すでに死んでいた。

警戒している方の頭は恐ろしい形相を見せ、鋭い歯が口いっぱいに並んでいる。

その胴体は痩せこけていたが、骨格は異常に大きく、まるで骨が皮一枚で包まれているだけのような不気味な姿だった。

「お前、どうしてこんな姿になったんだ?」

私は咄嗟に後ろに一歩飛び退き、奴の攻撃を空振りさせると、すぐに冷たい声で問いただした。

だがこの化け物は私の質問に答えるどころか、地面に這いつくばったまま頭を上げ、カレンを食い入るように見つめ、粘つく唾液を一滴また一滴と垂らしていた。

「女……」

この一言しか言えないのか?

私...