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2322話

こうして、私たちは弾痕が密集するエリアを抜けていった。

道中は特に疲れるというわけではなかったが、楽だったとも言い難く、湖の中の島までは、まだ半分弱ほどの距離が残っていた。

だが、島に上陸した後に直面するかもしれない危機を考慮し、私はその場で一時休息することを選んだ。カレンはこれに反対はしなかったが、かといって賛成もしなかった。

六時間後、私たちは再び出発した。

熱感知メガネを活用し、ほとんどの障害物を回避することができた。たまに冷血の変異生物に遭遇しても、カレンがあっという間に潰してしまうので問題なかった。

特に会話もなく進み、やがて湖畔に到着した。

記憶にあるものとは異なり、目...