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2321話

ふぅっ!

安全なルートを探していた時、頭上の濃い霧が突然晴れ、翼幅1メートル以上もある奇妙な鳥が飛び出してきた。

その鳥の嘴は細長く鋭かった。

標的は私ではなく、私の肩に乗っているカレンだった。

この状況で、私はその奇妙な鳥を容易に処理できる力を十分持っていたが、自分が標的でないと気づいた時点で、それを倒す考えは捨てた。

突進してくる怪鳥に対し、カレンは眼光を鋭く沈ませ、千載一遇の瞬間に見事に身をかわし、鳥の細長い首をつかみ、地面に叩きつけた。

ドンッ!

怪鳥は絶命した。

カレンは満足げに軽く鼻を鳴らした。

なんて暴力的な!この光景に私は眉を上げた。ふん、やっぱりこの女は先ほどまで演技していた...