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2275話

「ここには長居できない」

私はそう言いながら、死体から背中のバッグを剥ぎ取り、中の銃や弾薬を全部空にした後、瓦礫の中から食料と水を探し始めた。「片付けて、撤退の準備をしよう」

これだけ大きな事件が起きたんだ、会社はきっとすぐに別の人間を派遣してくるだろう。

その前に、私たちはここから素早く離れなければならない。もし会社から後続で来る人間に見つかれば、何が起こるか分からない。

以前、護送任務のルートマップを注意深く確認したが、出発地点から目的地まで、この長い道のりにはほとんど人影がなかった。

組織と連絡を取りたいなら、外部との通信手段が必要だ。

つまり、人のいる場所に行かなければならない。

可能...