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2212話

どうやら、こいつらと同じ室内で過ごすことになるようだ。

だが正直、一組の人間が歴史的な情報を教えてくれるとは思ってもみなかった。中にいる医師とヴィジェがどうなっているのかも気になる。

「早くしろ!」

男がまた大声で怒鳴り、私の周りにいた隊員たちもようやく我に返り、素早く身を翻して先ほど怒鳴っていた男の方へ駆け出した。

数回呼吸する間に、その場に取り残されたのは呆然と立ち尽くす私一人だけになった。

油樽だ!

遠くからの、巨大サソリが鉄条網に衝突する音で我に返った。

すぐにトラックへ駆け寄り、全身の力を振り絞って、重たくてたまらない油樽を車から降ろした。そして油樽を背負い、全力でキャンプの中心部へ...