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2182話

「まさか、お前がまだ生きていたとは?」

私を見た瞬間、指揮官の顔は一気に曇った。「お前は自分が何をしでかしたか分かっているのか?」

「分かっているさ」

私は真剣に頷いた。「推測させてもらおうか。あの脱走兵は君たちに何を話したんだろうね」

「彼はこう言ったんじゃないか?私が彼らを囮として使い、サソリの群れに攻撃目標にさせている間に、自分一人でサソリの巣に突入したって」

その言葉に、指揮官の口元に微かな笑みが浮かび、深く頷いた。

そして目の前の責任者は顔を上げ、周りの数人に小声で何か囁いた。

指揮官の反応から察するに、彼はその説明をあまり信じていないようだ。

普通の人間の感覚からすれば、一人でサソ...