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2178話

今は午後五時、サソリを撃退してここに入ってきたのは三時頃だった。

つまり、次のサソリの群れが攻撃してくるのは明日の午後三時頃ということだ。少なくともあと二十二時間はここにいなければならない。

水も食料もなく、有効な支援もない。

全て私一人に掛かっている。

「僕らを救いに来てくれたんですよね?きっと、きっと後続部隊もいるんですよね?どれくらいで到着するんでしょうか?私たち...いつここから出られるんでしょう?」

傍らでようやく少し体力を回復したこの負傷者は、次々と質問を投げかけてきた。外をうろつく巨大サソリに聞こえないよう、わざと声を押し殺してはいるものの、いらだちを覚えずにはいられなかった...