金枝玉葉

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2169話

「しかしその時、遠くから突然銃声が再び響き、続いて数声の叫び声が聞こえてきた。

私と横で無表情を貫いている責任者はすぐさまその方向へ駆けつけたが、私たちが到着した時にはもう手遅れだった。

どこからともなく現れた二匹のサソリ。一匹は額に複数の銃弾を受け、地面で痙攣を続けていた。もう一匹は、鋏を振り回しながら生きた人間を挟んで立ち去ったところだった。

「やっぱりそうだ、わかっていたんだ!」

この光景を目の当たりにした責任者は、たちまち激怒し、私の鼻先を指差して罵倒し始めた。「お前もあの愚か者たちと同類だ!お前らのような連中が派遣されるからこそ、我々はこんな大損害を被るんだ!」

この男は……二言三言...